(オ). 被告発人松平日出男の友人,通称カベヤ(たぶん松岡という名前)の目的と,お前ら夫婦やったんか発言

 被告発人松平日出男の姿を見かけた憶えはないのですが,いつも被告発人松平日出男と二人で行動するカベヤという人物が,一人で市場急配センターに来て,2階の事務所の方に向かっていったのも珍しいことでした。

 カベヤという人物は,いつも細長い鞄のようなものを手に持って,集金に回っているように見えたものです。内装工事の会社の社長で,壁の仕事なのでカベヤと呼ばれているとも聞いていました。被告発人松平日出男とは相当仲が良かったらしく,いつも一緒に行動をしていました。

 そのカベヤも金沢市場輸送での麻雀のメンバーだったと思います。ただ実際に麻雀をする姿というのは余り見ておらず,横で眺めていることが多かったような気もします。誰から聞いたのか憶えていないですが,松岡という名前だと聞いたとも記憶に残っています。

 カベヤという人物は,1月11日の片山津温泉せきや,での新年会にも参加し,宿泊をしていました。

 落ち着いた様子にも感じましたが,私と被害者安藤文さんが二人きりでフィルム貼りをする姿を見て,カベヤという人物は,「お前ら,夫婦やったんか」などと言いました。彼女は,「そんなん見えるけ」とだけ答えていました。

 カベヤという人物も私に妻子がいることは知っていたはずと思うのです。ちょうど被告発人松平日出男とカベヤが金沢市場輸送に麻雀に来る時間帯,私はよく金沢市場輸送の事務所の前で,車に乗ったままの妻子を長い時間待たせていました。