* 「再審法の不備ゆえに、裁判所の熱意次第で証拠は隠されたままだったり、五月雨式に出てきたり」というジャーナリストの江川紹子氏の6月6日のツイート,毎日新聞の記事は削除

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:CATEGORIES: ジャーナリストの江川紹子氏,再審請求

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 今朝は,思い出すところがあって,しばらく使わず休眠状態だったtu3という自作のコマンドを使ってみました。指定したTwitterアカウントのツイートを17のオフセットを指定して,その回数分ツイートを取得するものですが,16までしか取得できていない様子もあります。


17.times do |i|
client.user_timeline("#{tw_user}", {:count => 200, :page => "#{i + 1}"}).each do |tweet|
count += 1

 本来1オフセットは200件のツイートが取得できるはずと思うのですが,16オフセットで3200件,しかしほとんどはそれより少なくなっています。もともと16回の指定だったのですが,17にしてみると3200件以上取得できたことがありました。

 刑事司法に大きな影響を与え,市民社会の牽引役も担ってきた,郷原信郎弁護士とジャーナリストの江川紹子氏の直近のツイートをTwitterAPIで可能なかぎり取得し,テキストとして記録,記事にしました。

 通常のデザインが整えられたツイートに比べると見づらくはありますが,テキストに特化しているため,一度に扱える情報量が多くなり,視野が広くなります。横にタグが沢山あるのが邪魔になることもありますが,ブラウザのページ内検索が効率的です。

 検索窓にカーソルを置いたままにしていると,エンターキーで次の検索位置に移動していきます。全体のヒット数も表示され,0ということもありますが,すぐに結果がわかるというメリットもあるかと思います。


2020年08月15日08時44分の登録: #郷原信郎【「深層」カルロス・ゴーンとの対話 起訴されれば99%超が有罪となる国で】 @nobuogohara#のツイート/2020-07-01_0530〜2020-08-13_2208/法務検察・石川県警察宛参考資料/記録作成措置実行日時:2020年08月15日08時44分 http://hirono2014sk.blogspot.com/2020/08/nobuogohara2020-07-0105302020-08.html
2020年08月15日08時50分の登録: @nobuogohara(郷原信郎【「深層」カルロス・ゴーンとの対話 起訴されれば99%超が有罪となる国で】)のツイート ”.*” 3150/3150:2016-10-09_1012〜2020-08-13_2208 2020年08月15日08時49分の記録 http://hirono2014sk.blogspot.com/2020/08/nobuogohara315031502016-10-0910122020.html
2020年08月15日08時59分の登録: @amneris84(Shoko Egawa)のツイート ”.*” 3196/3196:2020-03-07_1706〜2020-08-15_0749 2020年08月15日08時59分の記録 http://hirono2014sk.blogspot.com/2020/08/amneris84shokoegawa319631962020-03.html

 そこで発見したのが次のジャーナリストの江川紹子氏のツイートになります。6月6日と通常のツイートの表示にあったので,今年2020年なのだと思います。違っていれば2016年などと表示されます。

▶▶▶ kk_hironoのリツイート ▶▶▶

> なんで奥西さんが生きているうちに出さなかったのか…。他にもっと証拠はあるんでは…。再審法の不備ゆえに、裁判所の熱意次第で証拠は隠されたままだったり、五月雨式に出てきたり… ⇒名張毒ぶどう酒 検察側、新証拠開示 調書9通 弁護団「自… https://t.co/TTc4Kb2yuX

 APIで取得したツイートだと「2020/06/06 22:57」ということで,年から分までひと目でわかります。このツイートの内容をみると,本当に今年の話なのかと疑いたくなります。たぶん初めて知る話だと思いますし,おまけにリンクの毎日新聞の記事が削除されていました。

新証拠開示 調書9通 弁護団 - Google 検索 https://t.co/ZE8L0xRMMb


弁護団は会見で、当時現場にいた住民7人の事件直後の供述調書9通が検察側から開示されたことを明らかにしました。

 その中でぶどう酒の王冠の「封緘紙」について、奥西元死刑囚の自白では「自分がはがした」としていましたが、7人のうち3人の調書には「紙はついたままだった」と矛盾した内容が書かれていました。

 証拠の開示は15年ぶりで、弁護団は「無罪を証明するような証拠で再審請求の重要な材料になる」などとしています。
(最終更新:2020/06/08 13:06)

[source:]名張毒ぶどう酒事件”で15年ぶり新証拠開示…住民の供述調書9通 弁護団「再審請求の重要な材料」 | 東海テレビNEWS https://www.tokai-tv.com/tokainews/article.php?i=129083&date=20200605

 これが日本の刑事弁護の醍醐味かと思ったのですが,王冠の紙が付いていたかいなかったかの供述調書で,元死刑囚の再審無罪が決まると弁護士はいうようです。確かこの王冠は歯型が大きな論点にもなっていたように思います。

名張毒ぶどう酒事件で新証拠開示 懇親会出席者の供述調書 名古屋高検 - 毎日新聞 https://t.co/9fL8dJaY5D 会員限定有料記事 毎日新聞2020年6月5日 20時30分(最終更新 6月5日 20時30分)

 無実であれば,ほかに弁護のやりようもあったのではとこういうのを見るたびに思うようになりました。弁護士による弁護士のための再審請求という気がしてなりません。

 最近になってしったことで,本件告発事件のGitHub公開リポジトリにも記述があるのではと思うのですが,名張毒ぶどう酒事件は,一審で無罪判決が出た後,高裁で逆転有罪判決が出るまで被告人は釈放されていたとのことです。

 袴田事件などみると,被告人と弁護士の間に意思の疎通の痕跡が皆目見当たらず,拘置所での弁護士との接見交通の回数,内容に大きな疑問があるのですが,釈放されていたのであれば,弁護士が聞き取りをする機会もあったはずです。端から証拠不十分の宣伝に利用されたようにも思えてきます。

▶▶▶ kk_hironoのリツイート ▶▶▶

> どういうわけか,ジャーナリストの江川紹子氏のツイートにある「名張毒ぶどう酒 検察側、新証拠開示 調書9通 弁護団「自白と矛盾」 - 毎日新聞」という記事は削除されたらしくリンク切れでした。見出しの部分で検索すると,別の情報は見つかりました。

 どうも忘れていたようです。探しているのは奥西元死刑囚がマスコミの面前で犯人だと認めたという話で,その時期を確認したいと調べています。一審で無罪判決が出たときに,そのような発言をすることはないと思いますし,大問題にもなっていたことでしょう。


関連したと思われる記録フィルムのような映像は番組内になかったので,以前,私が映像を見て強く印象にあったものとは違うと思います。また,私の記憶は法廷のような場面でしたが,門田隆将氏の説明では,逮捕から2,3日後のような話になっていたと思います。

 さきほど別の記事で読んでいたのですが,最初,自分の妻が毒ぶどう酒の犯人だと自供した後,自分が犯人だと自浄したという下りで,そのすぐあとにマスコミの門前で,切々と真犯人であることを認めたというような話でした。

[source:]名張事件の奥西勝元死刑囚が,真犯人として犯行を認めていたという「そこまで言って委員会NP」2017年2月26日の放送 - 告発\金沢地方検察庁最高検察庁法務省石川県警察御中2020 https://hirono-hideki.hatenadiary.jp/entry/2020/07/01/140346

 パソコン内から調べ出しました。「最初,自分の妻が毒ぶどう酒の犯人だと自供した後,自分が犯人だと自浄したという下りで,そのすぐあとにマスコミの門前で,切々と真犯人であることを認めたというような話でした」とあります。自浄は自供の誤記と思います。

 「関連したと思われる記録フィルムのような映像は番組内になかったので」とあるのは,他のところでも説明をしていると思いますが,松川事件での記録映像をテレビで見ていたのとの混同,勘違いの可能性があります。しかしそうではないような気もして,靄が残っています。

 今日は,ジャーナリストの江川紹子氏の6月6日のツイートを,自身のツイートで言及しながら忘れていたという,記憶に自信を持てなくなるようなこともありましたが,ジャーナリストの江川紹子氏が名張毒ぶどう酒事件の本を出していたということも,割と最近知ったように思います。

名張毒ブドウ酒殺人事件――六人目の犠牲者 (岩波現代文庫) | 江川 紹子 |本 | 通販 | Amazon https://t.co/oEec397Eok 村人たちの供述には矛盾が目立ち、唯一の物証である歯型鑑定も疑問だらけだった――。注目の再審事件の真相に江川紹子が迫る!

 確認もあるので検索しました。本の表紙の画像をみていると気づきにくそうですが,六人目の犠牲者というサブタイトルのようなものは初めて見たように思いました。検察や裁判所が,見殺しにしたということなのでしょう。ジャーナリストの江川紹子氏らしさを感じます。

 被告人本人の声が聞こえてこない,というのも袴田事件とこの名張毒ぶどう酒事件に共通した感想です。勾留あるいは死刑囚として拘置されていれば,弁護士や家族が唯一の窓口となりそうですが,本人の声が伝わらないというミステリーです。

 「村人たちの供述には矛盾が目立ち、唯一の物証である歯型鑑定も疑問だらけだった――。注目の再審事件の真相に江川紹子が迫る!」というのが,別のものが取り憑いたように思わせる刑事弁護のミステリー性に思えます。

 ネットで情報はみないのですが,拘置所の面会所には,収容者が待つための箱があります。とても狭い箱で,ずっと前に漫画でみた描写では「びっくり箱」と言われていたように思います。

 王冠を唯一の物証とするジャーナリストの江川紹子氏ですが,刃物のような凶器が出るはずもない事件で,同じ成分の毒薬が見つかったとか,購入履歴があったとかそういうことを想像します。

 「死刑捏造: 松山事件・尊厳かけた戦いの末に」という図書館の取り寄せで読んだ本では,一家を皆殺しの殺人放火事件で,真犯人の可能性がある人物のことを具体的に取り上げていました。ネットではみない情報で,この本だけで知ったことになります。

 ネットで真犯人の可能性を積極的にアピールするようになったのが第4次再審請求という大崎事件になります。殺人ではないですが,転落事故で大怪我をした被害者が死亡し,動転して死体遺棄をしたという,ここでも伝説のような話が持ち上がっています。

 その大崎事件の真犯人のように名指しされた二人の人物は,ずっと前に亡くなっています。同じ理由で再審請求は出来ないとされていたかと思うので,あと一歩,最高裁で棄却された再審請求の,そのあとに出てきた主張のようです。降って湧いた感もあるので,これも弁護士ミステリーです。

 地元鹿児島の大物弁護士が,私選弁護人だったというのも最近になって,弁護士がネットに出した情報で知ったものです。そこに地元の大物弁護士とは書いてなかったですが,弁護士の名前が2つあって,調べるとものすごい情報が出てきました。

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