#告発状\金沢地方検察庁 ## 被告発人木梨松嗣弁護士と被告発人大網健二の関係(009):大崎事件とジャーナリストの江川紹子氏@amneris84(07)


:CATEGORIES: @kanazawabengosi #金沢弁護士会 @JFBAsns 日本弁護士連合会(日弁連) #法務省 @MOJ_HOUMU #金沢地方検察庁 #ジャーナリストの江川紹子氏 #大崎事件


〉〉〉 Linux Emacs: 2022/09/09 11:04:28 〉〉〉

- 最高裁判所第三小法廷 昭和53年(あ)1718号 判決 - 大判例 with 政治団体オープンサイエンスhttps://t.co/cwc0nJ3MG4

- 福岡高等裁判所 昭和55年(う)427号 判決 - 大判例 with 政治団体オープンサイエンスhttps://t.co/FJ8JrE8Mnm

- 垂水市海潟二番地 判例 - Google 検索https://t.co/MdnKADUAO0

 「福岡高等裁判所 昭和55年(う)427号 判決 - 大判例 with 政治団体オープンサイエンス」は昨日の9月8日になって初めて見つけ、読んだように思います。最高裁の判決は最初に読んだとも思いますが、これ以外にも前に読んだ判決があったように思うのです。

 被害者を車に乗せてからの具体的な事実がかなり詳細に記載されていたと記憶にあるのですが、昨日に探して読んだ判決にはそのような箇所が見当たりませんでした。ただ、要約したような箇所はあり、記憶と一致しています。


(4)  花子は精薄者であつて、前記「和」の経営者の供述などによると、自分の肌着の買い物もできず、平仮名を少し読み書きできる程度であつた。そして、バー「和」に来る若者らによつて、時々野外などに誘い出されて姦淫されていたようであり、このような場合、同女は大抵は明け方まで店には戻つていたが、二、三日してから帰るようなこともあり、また、相当遠い所から歩いて帰ることもあつたようである。

- 最高裁判所第三小法廷 昭和53年(あ)1718号 判決 - 大判例 with 政治団体オープンサイエンスhttps://daihanrei.com/l/%E6%9C%80%E9%AB%98%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E7%AC%AC%E4%B8%89%E5%B0%8F%E6%B3%95%E5%BB%B7%20%E6%98%AD%E5%92%8C%EF%BC%95%EF%BC%93%E5%B9%B4%EF%BC%88%E3%81%82%EF%BC%89%EF%BC%91%EF%BC%97%EF%BC%91%EF%BC%98%E5%8F%B7%20%E5%88%A4%E6%B1%BA

 上記引用の部分ですが、もっと具体的で詳細な記述を読んでいたような気がします。ここでは精薄者とありますが、別の言葉を使って著しく知能の劣ることを強調されていたという印象が私の記憶の中に漂っています。精薄者は余りみかけないですが、精神薄弱という意味かと思われます。


(2)  同女は、同日から約一か月半経過した同年二月二一日、塵芥処理場の北西約一五〇メートルの山林内にある崖下(谷底)において、公訴事実記載の傷害を負つたうえ、同記載の原因により死亡しているのを発見された。

- 最高裁判所第三小法廷 昭和53年(あ)1718号 判決 - 大判例 with 政治団体オープンサイエンスhttps://daihanrei.com/l/%E6%9C%80%E9%AB%98%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E7%AC%AC%E4%B8%89%E5%B0%8F%E6%B3%95%E5%BB%B7%20%E6%98%AD%E5%92%8C%EF%BC%95%EF%BC%93%E5%B9%B4%EF%BC%88%E3%81%82%EF%BC%89%EF%BC%91%EF%BC%97%EF%BC%91%EF%BC%98%E5%8F%B7%20%E5%88%A4%E6%B1%BA

 さきほど事件のあった時期、季節のことが気になっていたのですが、遺体の発見が2月21日で発見までに約一月半とあります。一年のうちで最も寒い時期になるので、遺体の腐敗は進行が遅かったと考えられますが、大崎事件とも共通して気になる遺体の状態です。

 大崎事件の場合は、2,3日のうちに遺体が発見され、10月中でしたが、牛小屋の堆肥の中に埋められていたため発酵が進んだのか、損傷がとても激しい状態だったという話です。


それ以後、同女の死体発見のテレビニュースに接するまでの間、平生から親しくしていた同じ部落の青年団の役員をしている俣江二三夫方に学校からの帰途、合計一〇回くらい立寄り、「花子はまだ戻つてこないのか。まだ見つからないのか。」「あの辺(塵芥処理場付近)には、ひら(崖)があるから、もしかしたら、花子は落ちて死んでいるのでないか。」などと真剣に花子の身の上を案じる態度を示していたというのである。被告人川畑の性格などをどのように理解すべきかにもよるが、特段の事情のない限り、これまた同被告人の有利な情況証拠の一つに数えてよいようにも思われる。

- 最高裁判所第三小法廷 昭和53年(あ)1718号 判決 - 大判例 with 政治団体オープンサイエンスhttps://daihanrei.com/l/%E6%9C%80%E9%AB%98%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E7%AC%AC%E4%B8%89%E5%B0%8F%E6%B3%95%E5%BB%B7%20%E6%98%AD%E5%92%8C%EF%BC%95%EF%BC%93%E5%B9%B4%EF%BC%88%E3%81%82%EF%BC%89%EF%BC%91%EF%BC%97%EF%BC%91%EF%BC%98%E5%8F%B7%20%E5%88%A4%E6%B1%BA

 置き去りにした場所を自ら確認しに行かなかったことをまったく問題にしていないのも、この最高裁判決の異様さを感じさせるところであり、弁護士に対するご祝儀ではないのかと勘ぐりたくもなります。

 弁護士があえて手を抜いた可能性というのも私には常に考える習慣となっているのですが、この判決の事実認定であれば、証拠のはっきりしない殺人事件で、いかようにも無罪にできると法律家が力を示したようにも見えてきます。


更に、原判決は、「理由第二、一」において、被告人川畑の第一審第一回公判における殺人の訴因を認める旨の供述に信用性のあることを強調しているが、被告人川畑の父から示談交渉などを依頼されていた原審証人若松勲の証言によると、同人は、「弁護士から、少年であるから執行猶予の可能性があり、保釈も可能であると言われたので」、第一審第一回公判前後に合計七、八回にわたつて、単独で又は被告人川畑の父、叔父とともに、同被告人に面会して、再三にわたつて殺人の事実を自白するよう説得していたというのであるから、被告人川畑の第一審公判における殺人の事実の自白を信用性の高いものと見ることはできない。

- 最高裁判所第三小法廷 昭和53年(あ)1718号 判決 - 大判例 with 政治団体オープンサイエンスhttps://daihanrei.com/l/%E6%9C%80%E9%AB%98%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E7%AC%AC%E4%B8%89%E5%B0%8F%E6%B3%95%E5%BB%B7%20%E6%98%AD%E5%92%8C%EF%BC%95%EF%BC%93%E5%B9%B4%EF%BC%88%E3%81%82%EF%BC%89%EF%BC%91%EF%BC%97%EF%BC%91%EF%BC%98%E5%8F%B7%20%E5%88%A4%E6%B1%BA

 判決文は次に続いているのですが、あえて切り分けたいと思いました。


更に、原判決は、「理由第二、一」において、被告人川畑の第一審第一回公判における殺人の訴因を認める旨の供述に信用性のあることを強調しているが、被告人川畑の父から示談交渉などを依頼されていた原審証人若松勲の証言によると、同人は、「弁護士から、少年であるから執行猶予の可能性があり、保釈も可能であると言われたので」、第一審第一回公判前後に合計七、八回にわたつて、単独で又は被告人川畑の父、叔父とともに、同被告人に面会して、再三にわたつて殺人の事実を自白するよう説得していたというのであるから、被告人川畑の第一審公判における殺人の事実の自白を信用性の高いものと見ることはできない。

- 最高裁判所第三小法廷 昭和53年(あ)1718号 判決 - 大判例 with 政治団体オープンサイエンスhttps://daihanrei.com/l/%E6%9C%80%E9%AB%98%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E7%AC%AC%E4%B8%89%E5%B0%8F%E6%B3%95%E5%BB%B7%20%E6%98%AD%E5%92%8C%EF%BC%95%EF%BC%93%E5%B9%B4%EF%BC%88%E3%81%82%EF%BC%89%EF%BC%91%EF%BC%97%EF%BC%91%EF%BC%98%E5%8F%B7%20%E5%88%A4%E6%B1%BA

 なぜか昨日は、最高裁判決の事件番号が昭和55年に見えて、差し戻し審の福岡高裁の事件番号と同じ年だと見えていたのですが、「最高裁判所第三小法廷 昭和53年(あ)1718号」となっていることを確認しました。昭和53年です。


1 先ず殺害の動機につき、被告人両名の自白によると、被告人らが前記一1記載のように姦淫の目的を遂げなかつたことの腹いせと花子から悪口をいわれたことから、同女の腹部や腰などを蹴つたり踏みつけたりしたところ、突然、同女が深い失神状態に陥り、息使いも苦しそうであり、このまま放置すると、同女は死亡してしまい被告人らの前記犯行が発覚するであろうし、また、同女を病院や家などに連れて行くならば命が助かるかも知れないが、やはり被告人らの犯行が発覚するので、むしろ同女を人目につかない前記一2記載の崖下に投げこんで殺害しようと考えた、というのである(ただし、被告人Bの初期の自白では、同女に対し上記の暴行を加えたところ死亡したので、その死体を運搬して崖下に投げこんだという。)。

しかしながら、被告人両名の自白調書自体でも明らかなように、事件当夜、被告人両名が花子を自動車に乗せて連れ出したことは他の男ら(丙、丁)によつて目撃され、また被告人Aにおいては事件の約半月前にも他二名とともに同女と肉体関係を結んでおり、したがつて、被告人らが同女を殺害し同女が行方不明などになれば、その容疑が先ず第一に被告人らに向けられる状況にあつたこと、更に、被告人らにおいて同日以前に公訴事実第二記載の崖縁まで出かけたことがなく、崖の状況については全く知らなかつたというのであるから、同女を崖下に投げこんだからといつて確実に同女を殺害しうるかどうか及び同女の死体の発見を完全に防止しうるかどうかの知識もなかつたものと思われること、その他、後記2で触れる同所付近一帯の暗さの程度などを考えると、右自白に述べられているような犯行の動機は、花子殺害の動機としては薄弱すぎるものである。なお、被告人両名が、前記一1記載の強姦未遂の犯行後に、同女に対し若干の暴行を加えたことは、被告人らが公判廷でも認めているところであるが、同女の死体解剖鑑定書などを見ても同女を右のような重篤な状態に陥らせた原因である暴行を推測させるような痕跡は見あたらず、同女の死体解剖の鑑定人城哲男の第一審公判における供述によれば、同女は谷底に転落し後記3掲記の重傷を負つた後にも相当長時間生存し、パンタロンのファスナーやガードルを引き裂いたりするほどの余力を残していた形跡のあることなどを考え合わせると、被告人らの暴行によつて同女が深い失神状態に陥つたなどという自白の信用性にも疑問がある。

- 福岡高等裁判所 昭和55年(う)427号 判決 - 大判例 with 政治団体オープンサイエンスhttps://daihanrei.com/l/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E9%AB%98%E7%AD%89%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%20%E6%98%AD%E5%92%8C%EF%BC%95%EF%BC%95%E5%B9%B4%EF%BC%88%E3%81%86%EF%BC%89%EF%BC%94%EF%BC%92%EF%BC%97%E5%8F%B7%20%E5%88%A4%E6%B1%BA


更に、被告人Bの父から示談交渉などを依頼されていた差戻前の控訴審証人〈省略〉の供述記載によると、同人は、「弁護士から、少年であるから執行猶予の可能性があり、保釈も可能であると言われたので」、第一審第一回公判前後に合計七、八回にわたつて、単独で又は被告人Bの父や叔父とともに、同被告人に面会して、再三にわたり殺人の事実を自白するよう説得していたというのであるから、被告人Bの第一審公判における殺人の事実の自白を信用性の高いものとみることは相当でない。

以上の疑問点があり、これらは記録を吟味し当審における事実取調べの結果によつても、依然として解消しないので、第一審判決が被告人両名の捜査官に対する殺人の事実についての各自白の信用性について疑問をさしはさみ、諸事実につき犯罪の証明がないとしたことは相当というべきである。

かくして、原判決には所論のような証拠の取捨選択又はその価値判断を誤り事実を誤認した違法があるとは考えられない。論旨は理由がない。

それで、刑訴法三九六条に則り本件控訴を棄却することとし、主文のとおり判決する。

(平田勝雅 吉永忠 池田憲義)

- 福岡高等裁判所 昭和55年(う)427号 判決 - 大判例 with 政治団体オープンサイエンスhttps://daihanrei.com/l/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E9%AB%98%E7%AD%89%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%20%E6%98%AD%E5%92%8C%EF%BC%95%EF%BC%95%E5%B9%B4%EF%BC%88%E3%81%86%EF%BC%89%EF%BC%94%EF%BC%92%EF%BC%97%E5%8F%B7%20%E5%88%A4%E6%B1%BA

 これぞ、最高裁の意向を忖度した事実認定の判決に思えるのですが、似たような批判が大崎事件にもありました。


〈〈〈 2022/09/09 11:52:00 Linux Emacs: 〈〈〈