* 「Q61.誹謗中傷って刑事告訴できるの?/されたらどうなるの?」という深澤諭史弁護士のnoteの記事

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 66項目ある目次から1つリンクを開いたのが,この「Q61.誹謗中傷って刑事告訴できるの?/されたらどうなるの?」になりますが,他は見ていないものの,かなり長文でした。


名誉毀損とは,事実(嘘を含む。)を摘示して,社会的評価を低下させる表現を行うことをいいます。
いわゆる悪口であれば直ちに名誉毀損になる,ということではありません。自分が読んでどう思うか,というのではなくて,一般読者が読んでどう思うか,がポイントです。これは,法律相談の時でもよく強調するのですが,読まされる被害ではなくて,読まれる被害がポイントということです。
もっとも,実際に刑事告訴したとして,そして名誉毀損罪が成立しているとして,捜査機関が動くとは限りません。
実は,警察への相談の中でも,名誉毀損というものは非常に多いそうです。ということで,捜査機関は,それなりの悪質性がないと,なかなか動いてはくれない,というのが実情です。
もっとも,最近は,誹謗中傷問題への注目が高まるにつれ,捜査機関の動きもよくなりつつあります。ですから,難しいとはいえ,決して不可能ではないともいえます。

[source:]ネット投稿者の責任についてのまとめQ&A(+ネット上の誤解)|深澤諭史|note https://note.com/fukazawas/n/n87d77b861e9c#9mspw

 名誉毀損で警察が動くのも動かないのも弁護士次第とも聞こえてくるささやき感があります。デマとセットになっているのも従来の深澤諭史弁護士らしさです。


誹謗中傷と刑事告訴の問題については,かなりネット上ではデマが多いです。
悪質性はもちろんのこと,悪質性のベクトル,つまりは方向も刑事処分になるかどうかでは,大きな影響があります。
ですから,かなり悪質であっても刑事事件にならない,さほど悪質ではないけれどもなる,ということがあります。
これは,投稿のテーマなどの事情が影響しますので,個別に弁護士に相談をするといいでしょう。
また,少し別の話になりますが,最近は,安易に「刑事告訴!即刻告訴!」と高圧的に内容証明郵便で予告するが,実際はしない,驚かして高額な和解に誘導しようとしているのではないか,と疑われるケースもあります。
このあたりは,内容証明郵便の文面を見れば分かることもありますので,あまり慌てず,早めに弁護士に相談に行くべきです。

[source:]ネット投稿者の責任についてのまとめQ&A(+ネット上の誤解)|深澤諭史|note https://note.com/fukazawas/n/n87d77b861e9c#9mspw