(ウ). 被害者安藤文さんがフィルム貼りの手伝いをしながら交わした会話

 被告発人多田敏明と津幡YTの2人が出発すると,市場急配センターの会社前は,私と被害者安藤文さんの二人だけになりました。彼女は黙ったまま,うつむいて刷毛でフィルムの空気を押し出すような作業をしていましたが,黙っているわけにもいかないので,私から声を掛けました。

 前に何をしていたのかと最初に尋ねたと思います。彼女は,県庁で臨時職員をしていたと答えましたが,初めて知る話ではなかったように思います。

 たぶん,被告発人安田敏から聞いていた話で,そのほとんどを彼は,免停中で,高松コースの市内配達に同乗させていた被告発人多田敏明から聞いていたようです。ほとんどの場合,トッチという前置きがありました。被告発人多田敏明の呼び名です。

 実際の時間がわからないのですが,長く感じる時間でした。目撃者が出たのは,いずれも二回目で,今考えると,午後になっていたような気もします。

 一方で,午後には1階休憩室の工事が始まっていたような記憶もあるのですが,彼女がフィルム貼りを手伝っているときに工事はなかったと思います。

 2回かあるいは3回に分けて,彼女は2階事務所から降りてきて,フィルム貼りを手伝ってくれました。「親のコネや」とも彼女は話していたように思いますが,他の会話の内容がほとんど思い出せなくなっています。