* 「(・∀・)問題のある判断という以前に,何が問題か理解できていない・・・。」という裁判官を皮肉る深澤諭史弁護士の返信ツイートの先にあったのは,大阪少女強姦再審無罪事件

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CLOCK: [2020-07-15 水 13:35]
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:CATEGORIES: 深澤諭史弁護士,再審

〉〉〉:Emacs: 2020-07-15(水曜日)13:35  〉〉〉

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> (・∀・)問題のある判断という以前に,何が問題か理解できていない・・・。
> (^ω^)「拷問の結果得られた自白であると弁護人は主張するが,拷問しても真実を話すことは十分あり得るから問題ない!」というのと同じレベルだお・・。 https://t.co/kYQ8rmUSGE

 公式引用されているツイート,それと同じアカウントの一連のツイートがもう一つ,直前の深澤諭史弁護士のタイムラインでリツイートされています。前からときどき見かけてきたアカウントと思いますが,プロフィールが空欄となっていることもあり,余り印象に残らなかった感じです。

▶▶▶ kk_hironoのリツイート ▶▶▶

> 高裁裁判官様「告訴以前に母が被害少女と兄の双方から被害状況を聞いているんだし、捜査段階でも、被害少女と兄に対して相互に供述内容の食い違う部分を確認された可能性もあるから、そのような過程で両者の供述が間接的に伝えられ、相互に影響し合うことは十分にあり得るから、問題ない!」 は?

▶▶▶ kk_hironoのリツイート ▶▶▶

> 弁護人「被害少女が多数の性被害を受けたもののうち記憶がはっきりしている4件と、その兄が目撃したという4件とが全く同一のものにあることは確率的にあり得ないし、兄の捜査段階の供述内容が、被害少女の供述内容の変遷と連動して変動しているのは不自然!」

 深澤諭史弁護士にリツイートされたツイートが2件,この再捜査要請書_警察庁石川県警察御中(@kk_hirono)でリツイートできました。その他の一連のツイートも同じくリツイートしておきます。

▶▶▶ kk_hironoのリツイート ▶▶▶

> とりあえず、「あえて虚偽の供述をする動機がない」「虚偽の供述をするのであれば、もっとうまく嘘をつくと思われる」という言い回しは禁止した方がいいな。嘘をつく動機の有無を確信できるだけの材料を持ち合わせていることなんて、普通ないだろ。

▶▶▶ kk_hironoのリツイート ▶▶▶

> 被告人に対して、「虚偽の供述をするのであれば、もっとうまく嘘をつくと思われるところ、あまりに粗雑である。よって被告人供述の信用性に疑いを差し挟むほどではない。」と判示したことのある裁判官って、いるのかな。。。

▶▶▶ kk_hironoのリツイート ▶▶▶

> 大阪の性犯罪の再審事件の元判決を読んでるが、ため息が出る。。。こんなん、検察官が全力でストーリーを練り上げて記憶を固めて裁判官が全力で擁護すれば、被告人と弁護人はどうしようもなくない?そもそも「やっていない」ことの証明なんて無理なんだし、弾劾しかしようがない立場にあるのに。

▶▶▶ kk_hironoのリツイート ▶▶▶

> 裁判官は、「何か不都合ある?」という感覚だと思う。たぶん、問題意識は全く共有されていない。どういう人員体制で、どういう場面でお医者さん一人になることがあり得て、それを解消するためにはどういう不都合が生ずるか、ということを言わないと… https://t.co/4wM21uyuH7

▶▶▶ kk_hironoのリツイート ▶▶▶

> 確かに、一昔前まで、男性医師と女性患者が閉め切った部屋で二人きりということは普通だったし、今でもそういう病院は少なからず存在するはず。だが、これからは、そういう状況は医師の身を守るために極力排除すべきだという意識を持って、必ず看護師を立ち会わせるなど自己防衛をする必要がある。

▶▶▶ kk_hironoのリツイート ▶▶▶

> 問題は、そういう「隠された背景事情」が切り離されて、自由と正義の懲戒要旨のみが、懲戒の当否や量定の判断資料として出されてきたりするんですよね。 https://t.co/riCFjKm047

▶▶▶ kk_hironoのリツイート ▶▶▶

> 昔、相手代理人懲戒請求をして戒告になった際、SNSでは『なんでこれで戒告なんだ』と少し騒がれました。プライバシー等の理由で懲戒事由全てを公表できない等の背景事情はあるんだなぁとこの時に思いました。ただ、一般予防の観点からはよろし… https://t.co/iHrW7jDGfR

▶▶▶ kk_hironoのリツイート ▶▶▶

> 別弁護士批判で弁護士を懲戒処分|NHK 岡山県のニュース https://t.co/rLkKZ9YrBt こんなことで、業務停止。重すぎでしょ。

 別弁護士批判で弁護士を懲戒処分|NHK 岡山県のニュース https://t.co/DUsCUYWC3O 津山市の66歳の弁護士が、みずからのホームページで別の弁護士を名指しして「裁判実績を大げさに掲載している」などと、事実とは異… https://t.co/PPI9BFUDn9

 別弁護士批判で弁護士を懲戒処分|NHK 岡山県のニュース https://t.co/DUsCUYWC3O 懲戒処分を受けたのは、津山市の黒田彬弁護士(66)です。

 別弁護士批判で弁護士を懲戒処分|NHK 岡山県のニュース https://t.co/DUsCUYWC3O 県内の2人の男性弁護士の名前を挙げ、裁判実績を大げさにホームページに掲載しているとして、弁護士会懲戒請求を行うとともに、批… https://t.co/5gU1qiFBiJ

 別弁護士批判で弁護士を懲戒処分|NHK 岡山県のニュース https://t.co/DUsCUYWC3O その上で、黒田弁護士の行為が、相手の社会的信用を失墜させ業務を妨害したとして、今月9日付けで業務停止3か月の懲戒処分にしました。

 別弁護士批判で弁護士を懲戒処分|NHK 岡山県のニュース https://t.co/DUsCUYWC3O 13日に記者会見した岡山弁護士会の猪木健二会長は「弁護士に対する市民の信頼を傷つけるもので極めて遺憾だ。倫理意識を高め、さらなる自覚を求めていく」と話していました。

 引用されたツイートも2つリツイートしましたが,そのうち1つのツイートを遡ると,岡山弁護士会の懲戒処分のニュースが出てきました。昨日なんどか見かけていたものですが,記事の内容を読んだのは初めてになります。業務停止3ヶ月というのはかなり重い感じです。

 最初,岡山県弁護士会になるのかと思ったのですが,岡山弁護士会でした。県をつける弁護士会とつけない弁護士会があって,いたずらに判断に迷うところとなり,その都度確認することもあります。この岡山弁護士会ですが,弁護士業界の歴史にも大きな問題があります。

岡山弁護士会 巨額 - Google 検索 https://t.co/uvg3smSAli

岡山弁護士巨額横領事件 - Wikipedia https://t.co/I9WHVuAwGY 2006年から2012年まで交通事故・医療過誤・遺産相続等の民事訴訟に伴う賠償金や刑事訴訟の保釈金について22件計9億円の横領をしてい… https://t.co/090NnFb5Zo

岡山弁護士巨額横領事件 - Wikipedia https://t.co/I9WHVuAwGY 2014年1月29日に広島高裁岡山支部は控訴を棄却した[8]。被告人は上告したが、同年4月2日に上告を取り下げて、懲役14年の有罪判決が確定[9]。

岡山弁護士巨額詐欺横領事件・福川裁判を市民が検証する – 弁護士自治を考える会 https://t.co/yZqzhZ0gYe弁護士会スケープゴートにされた」 \n \n 弁護士会が福川におまえが罪をかぶれという意味なのか \n 福川にす… https://t.co/SrIKymw4VU

 最後に1つ意外に思う記事が見つかりましたが, 2013年9月3日というずいぶん前の投稿日となっています。なんども見かけてきたサイトで,このサイトでないと見つからない弁護士の不祥事も多いのですが,この「弁護士会スケープゴートされた」というのは初めて目にした気がします。

 気がします,で済まさずツイートで確認しておきます。たぶんスケープゴートというワード含むツイート自体が少ないと思いますし,ゼロということもあるかもしれません。

▶▶▶ kk_hironoのリツイート ▶▶▶

> 福川律美弁護士(元)【岡山】横領事件「弁護士会スケープゴートにされた」 ( 事故 ) - 弁護士自治を考える会 - Yahoo!ブログ https://t.co/5kgR38x8OV

 奉納\さらば弁護士鉄道・泥棒神社の物語(@hirono_hideki)/「スケープゴート」の検索結果 - Twilog https://t.co/unj5LJKCaq

 同じ「弁護士自治を考える会」の「福川律美弁護士(元)【岡山】横領事件「弁護士会スケープゴートにされた」」という記事のツイートが見つかりましたが,リンク切れとなっていて内容は確認出来ませんでした。Yahooブログのサービス自体が終了しているためです。

 大阪の少女強姦再審無罪事件ですが,これも思うところの大きな事件で,再審という制度そのものを考え直す機会ともなりました。当初から再審無罪には疑問があったのですが,その具体性が明らかな判断材料となったのは,敗訴の結果になった国家賠償請求でした。

 この事件は,処女膜の裂傷だったと思いますが医師の診断書も争点となっていたと思います。第三者に確認のすべはないですが,医師が診断結果を偽造しても真偽の検証が出来ないような不信にもつながった刑事裁判でした。弁護士が手抜きで状況を悪化させ再審請求に持ち込んだようにも見えました。

 深澤諭史弁護士もなぜか,それとわかる次のツイートはリツイートをしなかったようです。

> 大阪の性犯罪の再審事件の元判決を読んでるが、ため息が出る。。。こんなん、検察官が全力でストーリーを練り上げて記憶を固めて裁判官が全力で擁護すれば、被告人と弁護人はどうしようもなくない?そもそも「やっていない」ことの証明なんて無理なんだし、弾劾しかしようがない立場にあるのに。

 少女強姦事件とは書いてありませんが,当初より大阪再審事件などと表記されることがあり,これは大阪府を含めた大阪の裁判所で,初めて開始された再審裁判になるのかと考えたところです。大阪府ほどの大きな地域で歴代1つというのは,凄いことだとも思いました。

 たくさんのニュースや情報の中で,僅かなものだったようにも思いますが,再審で刑務所から釈放された元受刑者が大きな会社の役員だったという情報,その会社の業種についても情報を見たような記憶があります。

 それほど被害者の性犯罪被害の話が信用に値しないものであれば,虚偽告訴として責任を問われる可能性があるなどと証人尋問で説得すればよさそうですが,そういう形跡は報道にみていません。親族間なので実際に罪に問えるかは別にしても,説得は出来たはずです。

 平成7年頃だったと思いますが,専門書を読んでいるとき,強姦罪は後に被害者と加害者が結婚をしても再審請求などで無罪になることはないという解説を読んだ記憶があります。

 たしか被害者が,家庭内の不和や別居を理由に,性被害は事実ではなかったと告白をしたような話になっていたと思います。検察が異議を述べることもなかった様子で,再審無罪となりましたが,たしか懲役12年ぐらいで服役中だったと記憶にあります。これも確認をしておきます。

 大阪 再審無罪 - Google 検索 https://t.co/WB0SNbsHkn

 検索結果に放火殺人事件だった東住吉事件のことが出てきて,そちらも再審無罪となっていたことを思い出しました。


読売新聞 2015-10月16日(金)15時1分配信
 強姦(ごうかん)罪などで懲役12年の判決が確定して服役中、被害証言がうそだったとして釈放された70歳代男性の再審判決で、大阪地裁は16日、無罪を言い渡した。

 芦高(あしたか)源(みなもと)裁判長は「被害はなかったとする女性の新しい証言は信用できる」と述べた。無罪を求めていた大阪地検は控訴しないことを決め、即日、上訴権を放棄。男性の無罪が確定した。

 男性は、冤罪(えんざい)を見逃した捜査などの問題点を明らかにしたいとして、国などに国家賠償を求め、年内にも提訴する方針。

[source:] http://www.asunet.ne.jp/~bbb/85-82.html

 上記に一部を引用しましたが,ページタイトルがないようです。「読売新聞 2015-10月16日(金)15時1分配信」と最初にあるので,その記事の引用のようですが,コメントとの境目が見当たらないので,全文が読売新聞の記事になるのかと思われます。

 記事の初めに「大阪地裁は16日、無罪を言い渡した。」とあり,日付が一致する読売新聞の部分は2015年10月16日となっています。もっと前だったと思ったのですが,これが正しいのかと思います。いちおう後で確認をしておきます。

 似たような記事はいくつか読んでいるはずですが,「大阪地検は控訴しないことを決め、即日、上訴権を放棄。男性の無罪が確定した。」というのが,意外でした。もともと検察の真意を疑うような刑事裁判ではあったのですが,余計にあざとくわざとらしい印象も受けます。

 もう一つ気になったのは,「男性は、冤罪(えんざい)を見逃した捜査などの問題点を明らかにしたいとして、国などに国家賠償を求め、年内にも提訴する方針。」という部分です。無罪判決が出る前に,国家賠償請求は決めていたようです。

 この事件が再び注目され話題となったのも,その国家賠償請求でしたが,そちらはぼろぼろの大敗という印象でした。今,読書を中断中の松山事件も,国家賠償請求が問題となっていて,2000年2月の控訴審判決間近の取材が,本が出版されるきっかけともなったようです。


2015/10/16付
保存 共有 印刷その他
強姦罪などで懲役12年の判決を受け服役中、被害者とされた女性の証言が虚偽と判明して釈放された大阪府内の70代男性の再審判決公判で16日、大阪地裁(芦高源裁判長)は「(当時の)女性らの供述は虚偽であり、信用できないことは明らか」として男性に無罪を言い渡した。大阪地検は同日、控訴する権利(上訴権)を放棄し、無罪が確定した。

[source:]強姦事件で再審無罪 大阪地裁「女性らの供述は虚偽」  :日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXLASHC16H3G_W5A011C1000000/

 やはり2015年10月16日の再審無罪判決に間違いはなさそうです。のちの国家賠償請求で明るみになったのは,少女の母親が,少女と同じ年頃のとき,繰り返し性行為を強要されていたという事実で,自分と同じ思いをさせたくないという親心から,過剰にも疑いの目を向けたのがきっかけのようでした。

〈〈〈:Linux Emacs: 2020-07-15(水曜日)14:57  〈〈〈