#告発状 #### 同じ6月13日の「長女と孫が亡くなった」という和歌山カレー事件の報道と、「報酬目的の準抗告が乱発される恐れも懸念される。」という産経新聞の記事、弁護士らの反応の大きさの違い

  • 〉〉〉 Linux Emacs: 2021/06/16 11:34:46 〉〉〉

:CATEGORIES: @kanazawabengosi #金沢弁護士会 @JFBAsns 日本弁護士連合会(日弁連) #法務省 @MOJ_HOUMU #準抗告 #刑事弁護 #再審請求 #冤罪

 まず、産経新聞の記事です。確認したところ配信時刻が2021年6月13日12時00分となっていました。


警察などの捜査機関に逮捕された容疑者の身体を拘束する裁判所の「勾留」処分に不服を申し立てた国選弁護人に対し、大阪弁護士会は4月から、1件当たり最大4万円の報酬を支払う制度の運用を始めた。弁護士会がこうした申し立てに報酬を支払うことは全国的にも珍しい。容疑者が罪を認めない否認事件の勾留期間が長引く傾向にある中、いわゆる「人質司法」のあり方に一石を投じる一方で、報酬目的の準抗告が乱発される恐れも懸念される。

4万円の成功報酬
検察官は刑事訴訟法上の規定に従い、逮捕、送検された容疑者の身柄を拘束し続けるため、裁判所に勾留を請求することができる。

罪を犯したとされる相当の理由があることや、罪証隠滅や逃亡の恐れがあることが要件。延長が認められれば、送検後の勾留決定から最大20日間にわたり、強制的な取り調べが可能だ。

同法は、捜査機関が犯罪を調べる際、逮捕や勾留といった強制捜査ではなく、原則相手の同意に基づく任意捜査を求めている。容疑者の弁護人は、逮捕後の勾留が不当であれば、釈放を求める準抗告ができる。

大阪弁護士会は、容疑者の経済的事情などを背景に国が選んだ国選弁護人がこうした準抗告を申し立てた場合に1万円、それが認められるとさらに3万円の報酬を支払う制度を4月に開始した。

同会は会員が納める会費を積み立て、1500万円の予算を確保。申請は1人5回まで可能で、起訴後の保釈請求については報酬の対象にならない。


こうした現状について、大阪弁護士会刑事弁護委員会副委員長の森直也弁護士は、準抗告に取り組む弁護人側の意識の低さを指摘。「事件によっては弁護人側でさえ、『勾留されてもいいのでは』と考える人もいる」と話し、準抗告に対する意識の改善を図るためにも、今回の制度創設に至ったと明かす。

愛知県弁護士会が一昨年に、試験的に同様の報酬制度を設けた例はあったが、本格的に始めたのは大阪弁護士会が初という。


検察内部も冷ややかな視線を向けている。ある検察幹部は「必要に応じて容疑者の勾留を請求している。準抗告が増えたところで、こちらは従来通りの対応を続ける」と話す。


準抗告が乱発されれば、それに伴って釈放の増加も予想される。ただ別の検察幹部は、裁判所が報酬目的の準抗告と判断し、逆効果になる可能性もあると指摘。その上で、「弁護士会側のある種のキャンペーンに、裁判所がなびくことはあってはならない」と力説した。(森西勇太)

 改めて記事を読み返したのですが、時期を特定できる情報は「大阪弁護士会は4月から、1件当たり最大4万円の報酬を支払う制度の運用を始めた。」ぐらいで、6月から制度の運用を初めたとありますが、6月13日の配信記事あるいは配信ニュースとなっています。

 次に最初に見かけた和歌山カレー事件関連のニュースです。日付は同じ6月13日に間違いないと思いますが、時刻を確認していないか私が忘れています。

〉〉〉 kk_hironoのリツイート 〉〉〉


> 性犯罪で処罰の間隙をなくすためには、年齢を問わずあらゆる性行為を犯罪化し、後は警察に任せるということだろう。これなら間隙はなくなる。しかし、とんでもないディストピアになる。そのため、正当な性行為と不当な性行為の線引をしないといけないが、何が正当かは人によって異なるので難しい。

  • 【独白】「長女と孫が亡くなった」和歌山カレー事件の林健治さん 16歳孫が変死後、長女が自殺か〈dot.〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース https://t.co/SqXvod4N2k \n 6/13(日) 10:13配信

 ブラウザの拡張機能を使ったTwitter投稿の直後に、ホームの最新ツイートとして中村剛弁護士のツイートが出てきました。確認しないまま小さいウィンドウを消してしまいましたが、リツイートだと思います。

 性犯罪の処罰範囲の問題でディストピアという言葉が出てきましたが、長年に渡る再審請求の問題の一つの結末が、まさにディストピアと言えるような6月13日のアエラの記事でした。ユートピアの反対語がディストピアだったと思います。これまでも弁護士のツイートとして見かけてきました。

〉〉〉 kk_hironoのリツイート 〉〉〉


> 将来に禍根を残す裁判官訴追。 これまでの訴追請求・弾劾事例と比べて、著しい不均衡があるだけでなく、裁判官の市民的自由という点は勿論、法的紛争に関するSNS上での議論制約という点でも、さらには裁判例の公開への制約という点でも悪しき先例を残す決定だ。 https://t.co/oIw2zIkpXT

〉〉〉 kk_hironoのリツイート 〉〉〉


> 仙台高裁判事の罷免を審理へ SNSで不適切投稿 https://t.co/WALYDFzVEP 仙台高裁の岡口基一判事は、SNS上で不適切な投稿をしたとして、最高裁から2度の戒告処分を受けていました。 国会の裁判官訴追委員会は16日、裁判官弾劾裁判所に罷免(免職)を求めて訴追すると決めました。

 時刻は6月19日11時58分です。2,3日中断をしていました。

 リツイートしていたmatimura(田丁木寸) 日時:2021-06-16 18:19/2021/06/16 17:48が中断のきっかけでしたが、このツイートで初めて岡口基一裁判官の弾劾裁判所への訴追決定のニュースを知ったのでした。それも名誉毀損に関する資料のまとめの作成を終えた直後の発見でした。

 和歌山に関しては次のような経緯でまとめ記事を作成しています。

(01/58) TW @NEWS_JAPAN_S(NEWS JAPAN) 日時: 2021-06-10 05:00:30 +0900 URL: https://twitter.com/NEWS_JAPAN_S/status/1402717257868922880


> 【和歌山】毒物カレー事件で再審請求 「第三者の犯行」と主張
> 1998年に和歌山市で4人が死亡した毒物カレー事件で、殺人罪などで2009年に死刑が確定した林真須美死刑囚(59)の弁護人を務める生田暉雄弁護士は9日、和歌山地裁に新たに… https://t.co/Tz2JfUFHAW

 6月9日のツイートとしては記録されていなかったようです。その6月9日に新たな再審請求の第一報があったという話が多いのですが、午前中なのか午後だったのか確認をしておきたいと思っていました。

(04/58) TW @NEWS_JAPAN_S(NEWS JAPAN) 日時: 2021-06-10 15:01:04 +0900 URL: https://twitter.com/NEWS_JAPAN_S/status/1402868398200168452


> 娘が意識も呼吸もなく黒いものを吐いている、と和歌山で通報の母(30代)と次女が関空の橋から飛び降り死亡
> 関空橋の転落死 30代母親と次女か 和歌山で死亡の長女?にあざ9日午後4時ごろ、大阪府泉佐野市の関西国際空港連絡橋を車で走行し… https://t.co/54QVdXYmPO

 同じ@NEWS_JAPAN_S(NEWS JAPAN)というニュースサイトのようなアカウントですが、2021-06-10 15:01:04が少なくとも私の観測では、第一報となる長女と娘の三女の関空連絡橋からの飛び降り自殺、そして和歌山市内の自宅での自殺した長女の16歳長女の不審死に関連するツイートになるようです。

(11/58) TW @sonoda_hisashi(園田寿) 日時: 2021-06-10 22:35:58 +0900 URL: https://twitter.com/sonoda_hisashi/status/1402982876950368257


> おおー!
> 和歌山毒物カレー事件の林真須美死刑囚が再審請求、受理される(読売新聞オンライン)
> #Yahooニュース

 この園田寿弁護士のツイートも気になっていたのですが、園田寿弁護士は刑事裁判に造詣が深い上、関西の大学の教授でもあったと思います。単純な考えですが、和歌山カレー事件に関する情報も多く、知識や経験もあったと考えられますが、遅れたタイミングでのツイートとは感じました。


教授方針[編集]
"甲南の刑法の特徴は、現実に根ざした理論の構築と展開を目指していることです。過去から積み上げられてきた犯罪に対処するためのルールが、最先端の犯罪でどこまで通用するのか。人間の哲学観、世界観などに裏打ちされる面と、二者択一の論理を追うシビアな部分を併せ持つ刑法の世界で、そんな新たな問題を見つめる視点・感覚を教授していきます。" (甲南大学法科大学院教員紹介HPより)

 上記に甲南大学の教授方針という部分を引用しました。教育方針というのは昔から見かけますが、教授方針という言葉は初めて目にしたと思います。私が和歌山カレー事件の沿革や社会的影響に着目するのと似たようなものを感じました。私の場合はマスコミの報道と黙秘権の行使に重点を置いています。

(12/58) TW @okumuraosaka(okumuraosaka) 日時: 2021-06-11 07:36:32 +0900 URL: https://twitter.com/okumuraosaka/status/1403118914939199492


> 再審請求しており、同地裁、大阪高裁で棄却され、最高裁に特別抗告中。今回の再審請求は別の弁護人が行っており、和歌山毒物カレー事件の林真須美死刑囚、再審請求し受理される : 社会 : ニュース : 読売新聞オンライン https://t.co/9I5DCGOzzD

 読売新聞の記事なので同じだと思いますが、他の記事を読んだ後、読売新聞の記事を読んで初めてなぜ再審請求の受理となっているのか理解が出来ました。中には再審請求が通ったと勘違いするツイートも散見されましたが、従前の最高裁に継続中の再審請求とは別に再審請求が受理されたということでした。

 再審請求が最高裁ということは特別抗告中のはずですが、それが集結する前に新たな再審請求を起こしたわけで、おそらくは前代未聞と思われますが、これを重視した弁護士のツイートというのも全く見かけていません。新たな弁護人は別の弁護士で、それも懲戒処分9回の記録を持つ生田暉雄弁護士です。

 この和歌山カレー事件の再審請求は、大崎事件のように第3次再審請求というような表現を見たことがないので、最初の再審請求がまだ終結していないとも考えられるのですが、10年ほど前に安田好弘弁護士が再審請求を起こしたということで話題となっていました。その後、立ち消えのように再審請求に関する主張や情報は見かけなくなっていました。


死刑囚・林は2020年9月27日時点で[17]死刑囚として大阪拘置所に収監されている[18]一方、2009年7月22日付で和歌山地裁に再審を請求した[47][48]。林とその弁護団は「無罪を言い渡すべき新たな証拠」として「祭り会場に残された紙コップのヒ素が自宅から発見されたものとは異なる。京都大学の研究者の鑑定からも『事件当時のヒ素の鑑定方法は問題がある』ことは明らかだ」と主張した[49]。

2014年(平成26年)3月、林は支援者の釜ヶ崎地域合同労働組合委員長・北大阪合同労働組合執行委員長・稲垣浩と養子縁組している[50]。この養子縁組は、本人との定期的な面会を行うためと見られる[要出典]。

2009年7月の再審請求は和歌山地裁(浅見健次郎裁判長)の2017年(平成29年)3月29日付決定により棄却され[49]、これを不服とした林は2017年4月3日までに大阪高裁に即時抗告した[51][52]。しかし大阪高裁(樋口裕晃裁判長)は2020年(令和2年)3月24日付で死刑囚・林の即時抗告を棄却する決定を出した[53]ため、林はこれを不服として同年4月8日付で最高裁に特別抗告を行った[54]。一方、特別抗告中の2021年5月には「事件は第三者による犯行」として和歌山地裁に第2次再審請求を行い、同月31日付で受理された[注 9][20]。

 先日一通り読んだWikipediaで確認しましたが、再審請求は2009年7月22日付で、最高裁への特別抗告が昨年の2020年4月8日付とあります。同じ理由で再審請求が出来ないというのも再審請求ならではの特徴ですが、今回の新たな再審請求は「事件は第三者による犯行」を理由としているようです。

 23年経ってから「事件は第三者による犯行」を証明できるのか疑問ですが、この和歌山カレー事件のえん罪の可能性というのはかなり多くの人が信じ、納得しているということが最近になってよくわかってきました。それまでも情報は見かけていましたが、6月9日以降に調べたこと、知ったことが多くあります。

(15/58) TW @okumuraosaka(okumuraosaka) 日時: 2021-06-13 11:25:31 +0900 URL: https://twitter.com/okumuraosaka/status/1403901313981714436


> 【独自】「長女と孫が亡くなった」和歌山カレー事件の 16歳孫が変死後、長女が自殺か https://t.co/Py4U28oQnJ @dot_asahi_pubより

(25/58) TW @NOSUKE0607(清水 潔) 日時: 2021-06-13 17:22:08 +0900 URL: https://twitter.com/NOSUKE0607/status/1403991063103111171


> 和歌山カレー事件取材で何度か顔を見た事があるが、まさか関空連絡橋なら落ちたのがあの娘だったとは。事件なのか事故なのか、謎が謎を呼びそうだ。
>
> 林眞須美死刑囚、“関空連絡橋から長女が飛び降り” https://t.co/j9tljDWF39

 和歌山カレー事件は和歌山市園部地区にマスコミが終結したことでも異例な経過を辿った事件でしたが、桶川ストーカー殺人事件を独占的に取材し解決したと印象にある清水潔氏が和歌山カレー事件と接点があったというのも意外な発見でした。

 前にも書いたと思いますが、図書館の取り寄せで借りた桶川ストーカー殺人事件の清水潔氏の本は、カラオケボックスでの取材の場面あたりで読むのを中断したまま返却しています。他に集中したいことがあったというのも理由の1つですが、読んでおきたい本とは考えております。

(29/58) TW @hKodama(???₅₄) 日時: 2021-06-13 21:24:15 +0900 URL: https://twitter.com/hKodama/status/1404051991119097856


> 1998年(平成10年)11月18日
>
> 大阪弁護士会 会長 久保井 一匡
> 和歌山弁護士会 会長 田中 昭彦
>
>  申入書
> 貴社大阪本社10月30日朝刊のコラム「産経抄」は、和歌山のヒ素保険金事件で逮捕された夫婦の弁護人の活動について… https://t.co/XHJDe7QsRx

 上記のツイートもけっこう大きな発見に思いました。まさに弁護士鉄道の記録資料です。

 アイコンもプロフィールの名前も割と最近になってリニューアルされたと感じていたアカウントですが、ブックマークに入れた記憶はないものの、割とよく見かけてきたアカウントで、国道54号線の標識がトレードマークのようになっています。プロフィールに広島市から島根県松江市に至るとありました。

 昭和60年頃、中国自動車道の三次インターには何度か乗り降りしているのですが、トラックステーションがあったという記憶もあります。一度、その広島県三好市から国道54号線で島根県松江市に向かったこともありました。

(45/58) TW @shukan_bunshun(週刊文春) 日時: 2021-06-16 16:03:31 +0900 URL: https://twitter.com/shukan_bunshun/status/1405058441580748801


> 4歳娘と無理心中 林眞須美長女(37)の地獄 和歌山カレー事件から23年目の悲劇

 上記の「4歳娘と無理心中 林眞須美長女(37)の地獄 和歌山カレー事件から23年目の悲劇」という見出しの週刊文春の記事も気になっているのですが、リンクを開くと完全な有料記事となっている様子で、週刊文春の記事としては初めて目にした公開部分もない完全有料記事に思えました。

〉〉〉 kk_hironoのリツイート 〉〉〉


> 4歳娘と無理心中 林眞須美長女(37)の地獄 和歌山カレー事件から23年目の悲劇 #週刊文春 https://t.co/8fJ9lgAXIV

 私の告発\市場急配センター殺人未遂事件\金沢地方検察庁石川県警察御中(@kk_hirono)のアカウントのリツイートで、リツイートの数が60になったところですが、不思議なほど少なく思えます。もちろん理由はわかりません。

(46/58) TW @FNN_News(FNNプライムオンライン) 日時: 2021-06-16 19:37:17 +0900 URL: https://twitter.com/FNN_News/status/1405112236436189184


> 和歌山カレー事件 林眞須美死刑囚の新たな「再審請求」 #FNNプライムオンライン #関西テレビ https://t.co/M9SWXFczhv


こうした中、香川県の弁護士が、この再審請求とは別に新たな再審請求を行い、和歌山地方裁判所に受理されたと明らかにしました。

弁護士は「当時の裁判資料を見直した結果、林死刑囚以外の第三者による犯行を示す“新たな証拠”が見つかった。無罪なのは明白だ」と主張しています。

 確認のつもりで記事のリンクを開いたのですが、いくつか見ていた生田暉雄弁護士の記者会見とは趣が違うようで、「香川県の弁護士が」「弁護士は」とあるだけで、生田暉雄弁護士の名前は見当たりません。FNNプライムオンラインとあるので、これは本来テレビ向けのニュースなのかと思えてきました。

(48/58) TW @MichikoKameishi(弁護士 亀石倫子) 日時: 2021-06-17 05:16:02 +0900 URL: https://twitter.com/MichikoKameishi/status/1405257881390260225


> 「お母さんはやっていないと信じても、世間はそうは思ってくれない」「事件から離れたい。私は幸せになりたい」
> 4歳娘と無理心中 林眞須美長女(37)の地獄 和歌山カレー事件から23年目の悲劇 #週刊文春 https://t.co/5beCQCuxzM

 亀石倫子弁護士のツイートが出てきましたが、カッコ書きになっているのは、記事からの引用部分になるのでしょう。特別な有料記事になっているのも皮肉な気がします。「事件から離れたい。私は幸せになりたい」という部分ぐらいは見せて、続きは有料というのであれば、わかるようには思います。

 ネットの記事の有料化というのも時代の流れかと思っていますが、今まで無償で読めていたことが不思議に思えたり、報道の公益性で差別化があるのは疑問に思えたり、なのですが、報道する側の独自の判断で、視聴者が選択するのも同じというのが基本的な考えです。

(55/58) TW @harrier0516osk(向原総合法律事務所 弁護士向原) 日時: 2021-06-18 09:18:46 +0900 URL: https://twitter.com/harrier0516osk/status/1405681358878375936


> @bengoshimentaru 個人的にはそんなにいただいたら嬉しすぎます!笑
> どの程度の費用が適正かは事案によるかと思いますが、和歌山事件のような事案になると数年越しですもんね。

 上記の向原栄大朗弁護士のツイートにある和歌山事件というのは和歌山カレー事件ではなく、紀州ドンファン事件のことかと思います。逮捕されたというニュースから随分経ちますが、起訴されたというニュースはまだ見ていないかもしれません。暫くの間は弁護士のツイートもそこそも反応がありました。

 紀州ドンファン事件で最初に名乗りを上げたのが佐藤大和弁護士でしたが、すっかり名前を見かけなくなりました。芸能人の権利を守る会を立ち上げていましたが、向原栄大朗弁護士もその主要メンバーで、愛媛の農業アイドル自殺問題では、テレビの記者会見に姿があり、極力映らないように意識している姿が印象的でした。

 他にも検索をしているのですが、佐藤大和弁護士が主催をし、ネットで大々的な宣伝活動に見えたエンターテインメントの会、なんとか協会になっていたような気もするのですが、自然消滅したのか情報が見当たらなくなっています。安井飛鳥弁護士も名を連ねていたと思います。最近、法クラとして問題視されています。

(58/58) TW @shukan_bunshun(週刊文春) 日時: 2021-06-19 07:24:11 +0900 URL: https://twitter.com/shukan_bunshun/status/1406014910832660480


> 4歳娘と無理心中 林眞須美長女(37)の地獄 和歌山カレー事件から23年目の悲劇 | 週刊文春 電子版 #週刊文春

 最終のツイートとして記録されたのが本日6月19日7時24分の上記の週刊文春のツイートですが、リンクを開くとやはり「<定期購読プラン>スタンダードプラン 2,200円 / 月(税込)年間プラン 22,000円 / 年(税込)」などという表示が出ました。

 少数のリツイートはあるようですが、それもネット記事の紹介の類で、和歌山カレー事件に言及した弁護士のツイートというのは、皆無に近い状態といって過言はないと思います。無関心とは意味が違うのかもしれないですが、無関心というのも相当数の割合でいそうです。

 次にお約束の準抗告ですが、これは弁護士の反応が入れ食い状態だったようです。

 昨年12月1日以降の準抗告に関する弁護士のツイートのまとめ記事を弁護士鉄道の記録資料としてご紹介したいと思います。

 まとめ記事の期間指定というのはいかようにもできるのですが、期間を絞って数を減らすのは、埋め込みツイートでの表示が見やすいというのが一つの理由です。全体的な俯瞰には適さないかもしれないですが、埋め込みツイートの表示が見やすく関連したツイートも同時に表示されることがあります。

 2021-06-09〜2021-06-15/2021年06月16日11時17分の記録:ユーザ・投稿:111/189件のまとめ記事で、何度やっても埋め込みツイートの表示が出来なかったので、範囲を狭めて作り直しをしました。6月9日は勘違いだったと思います。6月13日だと思うのですが、これから開いて確認します。

(001/110) TW @dben82716007(D弁) 日時: 2021-06-13 13:13:54 +0900 URL: https://twitter.com/dben82716007/status/1403928591444811782


> ある検察幹部は「必要に応じて容疑者の勾留を請求している。準抗告が増えたところで、こちらは従来通りの対応を続ける」
>
> ですって!

  • 「勾留」不服申し立てで弁護士に報酬への懸念(1/2ページ) - 産経ニュース https://t.co/GgLSCHDDVe \n 2021/6/13 12:00 \n 森西 勇太

 2021/6/13 12:00という時刻を見てこれは前にも取り上げていると思ったのですが、「大阪弁護士会は4月から、」というのがポイントとなる記事でした。

 細かい正確なところは抜きにして、逮捕から48時間あるいは72時間で、引き続き身柄を拘束して取り調べを行うのに必要なのが勾留請求で、それに待ったをかけあわよくば勾留取り消しとさせるのが弁護士による準抗告という手続きという私の理解です。なお、勾留理由開示の方は、このところ情報を全く見かけなくなっています。

 東電OL殺害事件も弁護士が被疑者に否認あるいは黙秘を徹底させ、初動捜査を撹乱し妨害したというのが私の見立てになりますが、法律上も逮捕の要件というのは緩やかなもので、相当の嫌疑があるから逮捕で身柄を拘束し、引き続き勾留で取り調べをするはずですが、弁護士というのはその辺りの事情は知らず、お構いなしに難癖をつけ、ときに被疑者の立場を致命的に悪くさせているという印象があります。

 一昔前は被疑者段階での弁護活動というのも余りなかったはずで、そのうち当番弁護というのが出てきましたが、当番弁護でえん罪の嫌疑が晴れたという話も聞いたことがなく、事実無根のえん罪であれば勾留中の取り調べというのは、身の潔白を晴らす機会でもあるはずです。これは身にしみて経験しているところであり、それを遠のかせたのも弁護士が闇雲に仕掛ける警察への負担だという認識です。

 被疑者段階だけではなく被告人となった一審でも黙秘を貫いたとされる和歌山カレー事件の死刑囚ですが、本人も身に覚えがないからこそ強気の態度があったのかと想像したり、無罪での賠償金の獲得を目指したのかとも想像するところがあるのですが、平成10年当時であれば、えん罪の無罪で一攫千金という風潮はまだ少なからず社会に残っていたという気がします。

 和歌山カレー事件の死刑囚とロス疑惑三浦和義氏との間に親交があり、マスコミ相手の損害賠償の指南あるいは伝授のようなものがあったということも数日前に知ったのですが、無実であれば、マスコミ対応も裏目となって、死刑囚という立場になったように思えてきます。

 弁護士も黙秘を後押ししたようですが、疑惑に丁寧に向き合っていたならば、早い段階で嫌疑は晴れていたのかもしれないという情報が最近になって目立つのですが、そこまで注目したのも長女の家族の心中や変死という契機があったからで、それが6月9日の発生で6月13日のネットの報道となっていたのです。

 今のところテレビではまったく報道を見ていませんが、警察の対応に対する疑問や批判というのも見かけていません。

 和歌山カレー事件は平成10年7月の事件ということですが、私は金沢市北安江の借家に住み、関係者KYNの配管工事の仕事をしていた頃で、パソコンや法律の勉強と再審請求の書面作成もやっていて、テレビは意識的に見ないようにしていた時期でした。2階の部屋にもテレビは置いていませんでした。

 それでもテレビで大きな報道が長く続いた事件であったことはよく憶えています。報道の加熱ぶりでも異様な事件だったと思いますが、えん罪という話が出てきたのも死刑囚となった後のことになるのかと思われます。弁護士にすれば再審請求にのせるのが既定路線だったのかと思えるところです。

 数年前からえん罪や再審請求に対するマスコミの対応自体に変化が感じられるのですが、ニュースとしての結果の報道、バラエティ番組での再現ドラマ以外は、ほとんど取り上げられることがないという気がしています。

 私が知らないだけの契機があったのかとも気になるのですが、数年前までは再審請求やえん罪の取り組みに熱心だったジャーナリストの江川紹子氏も、最近はほとんどその関係の発言が見られず、和歌山カレー事件においても言及は見られません。

 前にもやっているように思いながら実行したのですが、まったく意外な結果が出てきました。この機会にジャーナリストの江川紹子氏と再審請求、えん罪について個別のエントリーとして取り上げておきたいと思います。

  • 〈〈〈 2021/06/19 15:57:03 Linux Emacs: 〈〈〈