パソコン・情報公開### ヒアドキュメントをパイプ処理の入力とし,ワンライナーにファイル名を引数で渡し,置換でファイルの書き換え

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cat << 'EOS' | ruby -e 'File.write(ARGV[0], File.read(ARGV[0]).gsub(/(.*cond = http(.*\n)+?[ ]*fi\n)/, "\\1#{STDIN.read}"))' test.sh
if [ $cond = https ];then
port=443
fi
EOS

 すごく勉強させてもらったページです。ヒアドキュメントは変数への代入に使うことが多く,パイプで出力を次のコマンド処理に渡したことはあったかもしれないですが,Rubyワンライナーの処理でファイルの内容を書き換えるのに使っています。

 gsubメソッドの正規表現が複雑になっていますが,後方参照でヒアドキュメントの内容と文字列を連結させています。これはよく行ってきた処理で,正規表現の部分が単純であれば,よりわかりやすいかと思います。

 なぜかコピペで半角の鉤括弧が全角文字になっていることに気がついたので直しました。コピーしたコードはそのまま使えていました。最近は見かけないですが,文字を揃えるのに半角スペースを全角スペースに置き換えてあり,それでエラーが出ることは過去に経験があります。

 File.writeの引数に,スクリプトではなくワンライナーから引数を使っていますが,これは初めて知ったことで,この引数の関係でスクリプトにすることが過去に何度かありました。数が増えると管理が難しくなるというのがスクリプトの難点で,ワンライナーだと処理の内容も一目瞭然です。

 ちょっとした修正を加えて実行できるのもワンライナーの利便性かと思います。テキストファイルにコマンド履歴として保存し,catコマンドの出力からコピペで使うということは前からやっています。わかりやすくcというファイル名にしています。次のような感じです。



(py37_env) ➜ 告発状2021 git:(main) ✗ cat c
rm *.{aux,log,pdf,tex,toc} tmp.txt

rm *.{aux,log,tex,toc} tmp.txt

for x in ./*.md; do md-to-tex-pandoc.rb $x; lualatex ${x%%md}tex; done; rm ./*{aux,log,tex,toc} tmp.txt